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50歳の新しい挑戦 Part 1|できるのに苦手?バレエで発覚した腰痛の原因

2025/08/26

私は今年7月に50歳を迎えました。

節目の年ということもあり、
「新しいことに挑戦したい!」

という気持ちが湧いてきて、思い切ってバレエの体験レッスンに行ってきました。


実はバレエは、10代〜20代の頃に少しだけ習った経験があるのですが、
それ以来ずっと遠ざかっていました。


「柔軟性には自信があるから大丈夫!」そう思っていたのですが、
結果は…腰を痛めてしまったんです💦


【なぜ腰痛になってしまったのか?自己分析】


私はもともと股関節が 内旋気味(内向きになりやすい骨格特性) で、
外旋(外にひらく動き)の可動域は狭めです。


普段のピラティスではそこまで強い外旋は行わないのですが、
バレエの動きでは「股関節を外に開いて立つ(ターンアウト)」が基本。
久しぶりに挑戦した私は、できることに甘えて無理に脚を開いてしまったのです。



本来は外旋が骨格的に苦手な動きでしたが、
柔軟性にまかせて無理をすれば開脚180度もできていました。

ただし、股関節の外旋だけでその可動域を作ったのではなく、
もしかすると仙腸関節までも一緒に大きく動かしてしまったのかな、と分析しています。


【仙腸関節ってなに?】


仙腸関節とは、骨盤をつくる「寛骨(骨盤の左右の大きな骨)」と
「仙骨(背骨の一番下にある骨)」をつないでいる関節のこと。



本来はあまり大きく動く関節ではなく、体の安定性をつくる役割が大きい部分です。

しかし、ここを普段動かさないのに急に大きく動かそうとすると、
靭帯や関節に負担がかかり、痛みの原因になることがあります。



【実は私は…】


実は私は外旋(脚を外に開く動き)自体は柔軟性である程度できるのですが、骨
格的にはもともと苦手な動きなんです。

その理由が、「前捻角(ぜんねんかく)」
 という骨格の構造上の特性にあります。


【前捻角とは?】


股関節をつくる大腿骨の骨頭と頸部は、
少し前にねじれた角度を持っています。

この角度を「前捻角」と呼びます。


成人ではだいたい10〜20°が正常範囲で、平均は15°前後。

この角度の大小によって、股関節の動きやすい方向が変わり、
立ち姿勢や歩き方、さらには得意・不得意の動作まで影響します。


【前捻角が大きいとどうなる?】



前捻角が大きい人は、大腿骨頭(大腿骨頸部)が前方に強くねじれている構造を持っています。

そのため、股関節としては 内旋方向に置かれやすく、
外旋方向に動きにくい という特徴があります。


わかりやすく言うと


◎立ったときにつま先が自然と内側を向きやすい


◎あぐらがかきにくい


◎バレエのターンアウト(脚を外に開く動作)が苦手


◎歩くときに内股になりやすい


といった傾向があります。

これは「筋肉が硬いから」ではなく、骨格の構造的な特性なのです。


【私の場合(34°の前捻角)】



実際に私の前捻角は 34°ほど あります。

これは正常値の約2倍にあたり、「過前捻」と呼ばれる範囲です。


つまり、私は生まれつき 大腿骨頭が前方にねじれ、
股関節としては内旋位にある 構造を持っています。

そのため、10代の頃に習っていたバレエでは、
どうしても「脚を外に開く」動作が苦手でした。


一生懸命がんばって外旋させようとすれば、股関節や腰、膝に負担がかかり、
本来なら痛みにつながるはずでしたが、当時は柔軟性があったため若い頃は痛みが出ませんでした。


【今回の学び】


私が腰を痛めてしまったのは、

股関節の外旋可動域が狭いのに、無理して動かしてしまったこと。


その結果、普段あまり動かしていない仙腸関節まで過度に動かしてしまったこと


この2つが大きな原因でした。


もしバレエを続けたいのであれば、普段から股関節の外旋可動域を少しずつ広げることや、
仙腸関節まわりの可動性を整えておくことが必要だと感じています。


【骨格を理解する大切さ】


前捻角が大きいことは「欠点」ではなく、その人の個性です。

ただ、自分の体の構造を知らないまま「みんなと同じように動こう」とすると、
無理がかかってケガをすることがあります。


私は バレエには不向きな骨格特性 を持っていましたが、
ピラティスに出会えたことで「自分の骨格に合った動き」で体を整えることができるようになりました。

だからこそ、同じように「自分の体の構造」を知ることは、
健康や美しさのためにとても大切だと感じています。


【久しぶりに運動、スポーツを始める方へメッセージ】


「久しぶりだから大丈夫かな?」

「柔軟性はあるからできるはず!」


そう思って無理をすると、
私のように思わぬところで体を痛めてしまうことがあります。


大切なのは、 できるかどうかではなく、
その動きを安全に支えられる体になっているかです。


今回の経験を通して、改めて「体は動かせるところまで動かせばいいのではなく、
正しい準備があってこそ安心して楽しめる」ということを強く実感しました。



皆さまもぜひ、日々のレッスンで“安全に動ける体づくりを一緒に積み重ねていきましょう。


👉 まとめ

私のように前捻角が大きい人は、股関節が構造的に内旋位にあるため、
外旋動作(脚を外に開く動き)は制限されやすいのです。


大切なのは「柔軟性や努力で無理をすること」ではなく、
自分の骨格特性を理解したうえで、自分に合った動きを選ぶこと。

それが、年齢を重ねてもケガをせず、しなやかに体を使い続けるための第一歩だと思っています。


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