「痩せたくて運動してるけど、なんか成果が出ない…」
「頑張って背筋を伸ばしてるのに、むしろ腰が痛い…」
そんな風に感じている方、もしかしたら“姿勢”と“動き方”にヒントがあるかもしれません。
「姿勢を良くすると痩せるらしい」
SNSや雑誌でそんな言葉を見かけて、
「え?本当に?」
と思ったことはありませんか?
実は最近、ダイエット目的で姿勢を改善したいというクライアントさんが増えています。
でも、なぜ姿勢を整えることがダイエットにつながるのか、その仕組みまでは意外と知られていません。
今回は、姿勢とダイエットの意外な関係、そして本当に大事なのは
「止まった姿勢」ではなく「動きの質」だというお話をしていきます。
1. 姿勢は“静止画”ではなく、“動画”でとらえる
私たちはつい、「姿勢=立ち方」だと思いがち。
でも実際には、姿勢は静止した瞬間の形ではなく、動きの質に現れるものなんです。
たとえば
こうした動きのクセは、表面的な姿勢の見た目以上に、
筋肉の使い方や関節の使われ方に大きな影響を与えています。
2. 股関節の使い方で、姿勢も動きも変わる
姿勢は、骨盤や背骨だけで決まるものではありません。
実は「股関節の使い方」が変わると、姿勢も動きも大きく変わるんです。
股関節の動きが滞ってしまい、身体の連動がうまくいかなくなると、
腰や太ももに頼った動き方になってしまいます。
これが反り腰や腰椎屈曲(腰が後弯する)、つまり腰を丸める動きのクセ、
そして太もも前が張るといった原因につながっているケースも少なくありません。
実は、多くの方が無意識のうちに、太ももの骨の先端(=大腿骨頭)が
前にズレたような位置で立ったり座ったりしていることが多いんです。
本来、股関節は曲げる時に「太ももの骨の先端が骨盤の中で後ろにスライドするように動く」
のが自然なのですが、普段から姿勢が崩れていたり、
お尻の筋肉がうまく使えていなかったりすると、
その骨の位置が前に押し出されたまま固まってしまうことがあります。
この状態が続くと、しゃがむ・立ち上がるなどの動きのときに、
股関節の前側で骨や組織が詰まる感じや、動かしづらさが出てくるんですね。
この前に押し出されたポジションというのは、
表面的には「姿勢が悪い」だけに見えるかもしれませんが、
実際は関節の中の滑らかな動きが妨げられている状態。
すると、動きを代償するように腰を反らせたり、丸めたりしてしまい、
太もも前の筋肉ばかり使うことで、反り腰や腰の丸まり、
そして体のアンバランスにもつながってしまうんです。
股関節がしっかりと機能すると、
お腹の奥の筋肉(インナーマッスル)が自然と働きやすくなり、
体幹が安定しやすくなります。
だからトモミピラティススタジオでは、股関節の動きをとても丁寧にお伝えしています。
「股関節から曲がれているか?」
「そのとき腰は無理していないか?」
という細かい動きにフォーカスすることで、インナーマッスルが
自然に使える身体へと導いていきます。
3. 骨盤・肋骨・頭部――この3つの配置がカギ
ピラティスでは、「姿勢」はパーツごとに見るのではなく、
骨盤・肋骨・頭部の位置関係
例えば…
また、逆に骨盤が後ろに倒れすぎる(後傾)と、背中が丸まり、体幹の支えが失われやすくなります。
姿勢を評価するときに、意外と多く見られるのが、
「スウェイバック姿勢」と呼ばれるような、
骨盤が前に押し出され、肋骨が後ろへずれ、頭部が前方に落ちたような姿勢になることがあります。
この姿勢は、一見背筋が伸びているように見える場合もありますが、
実際には肋骨が後ろに引かれ、体幹の働きが低下している状態です。
本人としては「背筋を伸ばして良い姿勢をとっている」
と感じていても、実は背骨の自然な湾曲が失われ、関節の遊びがなくなり、
動きの自由度を失っていることが少なくありません。
このように、骨盤・肋骨・頭部の「配置のバランス」が崩れると、
体幹の筋肉がうまく働かなくなり、呼吸が浅くなったり、
姿勢を維持するために余計な筋肉に力が入りやすくなったりします。
結果として、体全体のエネルギー効率が下がり、
消費エネルギーが減ることで代謝にも影響が出てしまうのです。
つまり、ただ“背筋を伸ばす”のではなく、体の各パーツが連動して整っていることが、
機能的な姿勢=動ける体=痩せやすい体につながるというわけです。
4. 姿勢を整えると、なぜ痩せるの?
姿勢が崩れると、体はどこかで無理してバランスを取ろうとします。
たとえば腰を反らせたり、くたっと腰を丸めたり、太ももに力を入れすぎたり。
こうした代償動作が続くと、特定の筋肉ばかりが繰り返し使われることで、
その部位に負担がかかりやすくなります。
特に太もも前や腰周りなどは、
常に力を入れて使っている状態になりやすく、血流が滞ったり、
筋肉の柔軟性が低下したりして、
脂肪が落ちにくい“痩せにくい部分”になりやすいのです。
また、関節の動きが制限されたり、筋バランスが崩れることで、
全身の連動がうまくいかず、動作そのものがぎこちなく感じるようになります。
一方で、骨盤・肋骨・頭部の位置が整っていると、呼吸が深くなり、
インナーマッスルが自然と使える状態になります。
そうすると体幹が安定し、無理なく姿勢をキープできるようになり、
日常の動きすべてが“ちょっとしたエクササイズ”になるのです。
それが、姿勢改善がダイエットにつながる“本当の理由”です。
5. トモミピラティススタジオでは「動きの質」を整えます。
ピラティスは、「正しい姿勢に矯正する」ものではありません。
自分の体を“正しい位置”に導きながら、
動きをコントロールする力を高めるトレーニングです。
あなたの姿勢、見た目だけで整っていると感じていませんか?
もしかしたら、関節の動きを止めて“形”で固めているだけかもしれません。
一方で、猫背や反り腰のように、誰が見ても
「姿勢が悪い」とわかるパターンもあります。
背中が丸まりすぎたり、腰が過度に反っていたりすると、
見た目だけでなく動きのバランスも崩れやすく、体への負担も大きくなります。
どちらのタイプも共通して言えるのは、姿勢を「静止した形」として捉えるのではなく、
「動きの中の連動性」として見直していくことが大切だということ。
美しく痩せて見える人って、実は“動き”が綺麗なんです。
所作がしなやかで、自然に姿勢が整っている。
「姿勢を変えて痩せたい」なら、
まずは動きの質を見直すこと。
それがあなたの身体を、無理なく美しく整えてくれます。
おしりほぐしで腰痛・肩こりも解消して美姿勢になる理由を解説
私たちの体は、実は全身がつながっています。
腰痛や肩こりの多くは、お尻の硬さが関係していることをご存知でしょうか?
お尻の筋肉が硬くなると、骨盤のバランスが崩れ、それが結果的に腰や肩に負担をかけてしまうのです。
そんな体のつながりを理解するのに役立つのが、アナトミートレイン(Anatomy Trains)という考え方です。
ここでの「アナトミー(Anatomy)」は解剖学、「トレイン(Trains)」はつながりを意味し、
全身の筋肉や筋膜が線路のように連結して影響し合っていることを表します。
その中でも、中殿筋はこのつながりにおいて重要な要となる筋肉です。
わかりやすく言えば、新宿駅のような存在。
新宿駅で事故が起きて電車がストップすると、多くの路線に影響が出てしまうように、
中殿筋が硬くなると、体のさまざまな部位に影響を及ぼします。
中殿筋の役割とそのつながり
中殿筋は、股関節の外側にあり、歩行時のバランスを保つ重要な役割を果たします。
しかし、それだけではありません。
中殿筋は、表層の大殿筋筋膜や外腹斜筋筋膜、広背筋筋膜とつながり、
深層では胸腰筋膜、内腹斜筋筋膜、仙結節靭帯などとも関係しています。
つまり、中殿筋に刺激を与えることで、体の表層から深層にまで影響を及ぼすことができるのです。
これは、全身の筋膜ネットワークにアクセスできる数少ない筋肉の一つであり、
まるで新宿駅を経由することで、あらゆる場所へスムーズに行けるようなものです。
1. 腰痛や膝痛の軽減
中殿筋が硬くなると、骨盤のバランスが崩れ、腰や膝に負担がかかります。
しかし、中殿筋をほぐすことで、骨盤の安定性が増し、腰痛や膝痛の改善が期待できます。
2. 姿勢の改善&ぽっこりお腹の解消
中殿筋が硬いと、骨盤の前後の傾きが崩れ、反り腰や猫背を引き起こします。
その結果、内臓が前に押し出され、ぽっこりお腹の原因に。
中殿筋をほぐすことで骨盤が正しい位置に戻り、自然とお腹も引き締まります。
3. 肩こりの改善
お尻をほぐすことで肩こりもラクになります。
肩こりの原因がお尻にあるわけではないのですが、肩こりって意外と複雑。
でも、第一の原因は姿勢の悪さです。正しい姿勢はどこにも無理がなく、疲れにくい状態。
中殿筋が硬くなると骨盤の傾きが変わり、その影響で肩や首に余計な負担がかかります。
だから、お尻をほぐして姿勢を整えれば、肩も楽になるんです。
4. 全身のつながりを取り戻す
体の外側から中殿筋を刺激すると、浅層・深層の筋膜を通じて全身に影響を与えます。
まるで、新宿駅を通じてさまざまな路線がつながるように、
体の一部をほぐすことで全身の流れが良くなり、バラバラだった体の感覚が統一されます。
中殿筋は、ほぐすべき筋肉!
全身の筋膜ネットワークの中で、中殿筋は非常に重要な要の役割を担っています。
硬くなったままだと、電車のダイヤが乱れるように、腰痛や膝痛、
姿勢の崩れなど様々な問題を引き起こします。
しかし、中殿筋をほぐすことで全身のつながりが回復し、
痛みの改善や姿勢の向上が期待できるのです。
もし、腰や膝に違和感があるなら、まずは新宿駅=中殿筋を整えることから始めてみませんか?
【参考文献】
磯﨑文雄 (2018)『100歳まで歩けるやわらかおしりの作り方』青春出版社
ピラティスでしなやかな動きを手に入れる!
トモミピラティススタジオでは、マシンピラティスのレッスンに
『おしりほぐしエクササイズ』を取り入れています。
お尻の筋肉である中殿筋と、その筋膜をほぐすことで、
股関節や背骨の動きがスムーズになり、
ピラティスの効果をより実感しやすくなります。
おしりが硬いと、動きが鈍くなる?
デスクワークなどで長時間座り続けていると、
お尻の筋肉が硬くなり、股関節の可動域が狭くなってしまいます。
「腰が重い…」「動きがぎこちない…」
そんなお悩みを持つ方にこそ、おしりほぐしが重要です。
お尻まわりをほぐすことで、
といった変化を感じられる方が多いです。
中殿筋は、日常生活ではあまり意識されない筋肉ですが、
実は立つ・歩く・座るといった基本動作に大きく関わっています。
しかし、この筋肉には的確なストレッチ方法が少なく、
放置するとどんどん硬くなり、動きを妨げる原因に。
だからこそ、ピラティスの視点で「しなやかさ」を大切にするなら、
中殿筋のケアは欠かせません。
ピラティス×おしりほぐしで、体のバランスを整える
トモミピラティススタジオでは、
ピラティスの動きの中に『おしりほぐしエクササイズ』を取り入れ、
より効率的に体を整えられるよう工夫しています。
こんな方におすすめおすすめ
ピラティスは治療ではなく、予防のための運動
ピラティスはリハビリテーション医学をベースにした予防運動です。
痛みや違和感が出てからではなく、
日頃から体を整えることで、不調を防ぐことができます。
特に、腰痛や膝の痛みが気になる方は、
ピラティスとおしりほぐしを組み合わせることで、
動きやすく快適な体づくりをサポートできます。
もちろん、すでに違和感を感じている方には、
適切なサポートが必要です。
当スタジオでは、医療機関とも提携し、
安心してレッスンを受けていただける環境を整えています。
「ピラティスでしなやかに動ける体を作りたい!」
そう感じたら、ぜひ一度レッスンを体験してみてください。
【参考文献】
磯﨑文雄 (2017)『おしりをゆるめれば一生歩ける』白夜書房
腰痛・脚太り・ぽっこりお腹の原因は「おしり」!?
「腰痛がなかなか治らない…」
「脚が痩せにくい…」
「ぽっこりお腹が気になる…」
こんなお悩み、実は おしりの筋膜の癒着 が原因かもしれません!
「え?おしり?」と思うかもしれませんが、実は 日本人はおしりの筋肉がこわばりやすく、
柔軟性を失いやすい傾向がある なんです。
しなやかに動くために必要なのは、筋力だけではありません。
筋膜の柔軟性が失われると、動きが制限され、腰や膝に負担がかかりやすくなります。
そこで、私がピラティスレッスンに導入して皆様にお試しいただいているのが
筋膜リセットベルト『おしりの神様』 です!
40年間の臨床データから生まれた筋膜理論、
この『おしりの神様』の理論は、 磯﨑文雄先生が40年間で8万人の治療をして得た臨床データに基づいています。
腰痛や姿勢の悩みは「骨」の問題と思われがちですが、
実は 筋膜の癒着 が大きく関係していることが分かっています。
特に おしりの筋膜の状態が、全身の動きや不調に影響を与えることが、
長年の研究と治療の現場から明らかになっています。
私自身、ピラティスを通じて「しなやかに動くこと」の大切さを伝えていますが、
そのしなやかさを引き出すためには、筋膜の状態が重要であると実感しています。
筋膜の状態を整えることで、カラダのバランスを最適に保ち、
よりスムーズな動きをサポートできます。ベストな筋肉状態を保つための筋膜マッサージや、
競技ごとの正しいトレーニング方法など、ピラティスの視点と筋膜理論を組み合わせることで、
より効果的に動けるカラダを目指せる のです。
中殿筋は、普通に生活しているだけでも年々硬くなる
磯﨑先生は、腰痛の原因である 「中殿筋の筋膜の癒着に対する正しいアプローチが無い」
と指摘しています。
特に、日本人を含む東洋人は、西洋人に比べて 大殿筋(おしりの大きな筋肉)が小さい ために、
中殿筋がその動きを補わなければなりません。
しかし、この負担が積み重なることで、
中殿筋の筋膜に深刻な癒着が生じやすく なります。
その結果…
つまり、 おしりの筋膜のケアを怠ると、全身のコンディションに影響を与える ということ。
さらに、 正しいお尻のマッサージができる治療家は、実はほとんどいないとのこと。
磯﨑先生の8万人の症例からも、 骨に異常のない腰や膝の不調の80%が
「中殿筋の筋膜の癒着」
によるもの であることが分かっています。
中殿筋には、的確なストレッチ法がないため
マッサージする以外にゆるめる方法がありません。
しかし、お尻のマッサージは医療マッサージの国家資格を取得するための学校でも、
ほとんど教えられていないという現実があるそうです。
この問題を解決し、 中殿筋の筋膜治療が当たり前になる未来を願い、
磯﨑先生が開発したのが、筋膜リセットベルト『おしりの神様』です。
筋膜ローラーや市販のボールでは届かない「黄金ポイント」へ集中ケア
筋膜リリースといえば 筋膜ローラーや市販のボール を使っている方も多いですよね。
これらは 広範囲にアプローチできる ものの、
肝心な「黄金ポイント」にはピンポイントで届きにくいという弱点があります。
『おしりの神様』は、 磯﨑先生の肘の大きさ・角度・圧力をデータ化 し、
黄金ポイントに集中アプローチできる設計になっています。
だからこそ、 手技で施術を受けたような感覚で、おしりの深い部分までしっかりケアできるのです!
私自身、ピラティスレッスンの中でこのベルトを活用することで、更に動きの質が変わることを実感しています。
こんな方におすすめ!
✅ 腰や膝に負担を感じやすい
✅ デスクワークが多く、おしりのこわばりを感じる
✅ おしりのラインが気になる
✅ お腹まわりがスッキリしにくい
✅ 脚がスッキリしない、むくみが気になる
✅ 歩幅が狭くなった、つまづきやすい
✅ 産後の骨盤まわりのケアをしたい
✅ スポーツや運動のパフォーマンスを上げたい
✅ 更年期世代で骨盤まわりの変化を感じる方
✅ 骨盤のサポートをしたいと考えている方
『おしりの神様』は、骨盤まわりの筋膜ケアをサポートすることで、日常生活での快適な動きを目指します。
更年期世代の方にも、骨盤のバランスを整えたいというニーズに応えられるアイテムとして活用されています磯﨑文雄 (2017)『おしりをゆるめれば一生歩ける』白夜書房
磯﨑文雄 (2018)『100歳まで歩けるやわらかおしりの作り方』青春出版社
「産後、くしゃみをしたときにヒヤッとした」
「最近、トイレが近くなった気がする」…
こんな悩み、ありませんか?
実は、それ骨盤底筋群の衰えが原因かもしれません。
骨盤底筋群は、内臓を支える大切な筋肉。
特に出産や加齢でダメージを受けやすく、
気づかないうちに機能が低下してしまうことがあるのです。
でも大丈夫。骨盤底筋群は、
正しい動きと意識でしっかり回復できる筋肉。
ここで大切なのが、ピラティスです。
ピラティスで骨盤底筋群を目覚めさせる
ピラティスは、「インナーユニット」と呼ばれる
深層の4つの筋肉(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)
を連携させながら動くエクササイズ。
そのため、骨盤底筋群が自然と活性化され、本来の機能を取り戻しやすいのが特徴です。
特に、ピラティスで大切にしている呼吸は、
骨盤底筋群と密接に関係しています。
呼吸と骨盤底筋群の関係
「呼吸で筋肉が鍛えられるなんて本当?」
と思うかもしれません。
でも、骨盤底筋群は、呼吸に合わせて自然に動く筋肉。
特に息を吐くときに意識することで、内側からしっかり働いてくれます。
呼吸を意識しながら生活するだけでも、骨盤底筋群の働きは変わっていきます。
骨盤底筋群を意識するだけで、体が変わる
「骨盤底筋を鍛えるのは難しそう…」と思うかもしれません。
でも、特別なエクササイズをしなくても、日常のちょっとした意識で変えられるんです。
例えば、
たったこれだけでも、骨盤底筋群は少しずつ目覚めていきます。
産後ママ・40代・50代変化を楽しむあなたへ
「産後のダメージがなかなか回復しない」
「更年期に入って体が変わった気がする」
そんな悩みを抱えているなら、まずは骨盤底筋群を意識してみてください。
体は、ちゃんとケアすれば応えてくれます。
いまの状態はずっと続くものではありません。
ピラティスを通じて、自分の体を大切にする時間を作ることが、これからの自分をもっと心地よくする第一歩。
焦らず、でも確実に。まずは、今日から呼吸を意識してみませんか?
インナーマッスルとの違いと効果を解説!
「インナーユニット」と「インナーマッスル」、
よく似た言葉だけど実は違います。
ピラティスでは
「インナーユニットを呼吸とともに適切に働かせること」
がとても重要。
ピラティスインストラクターとして14年間指導してきた私が、違いとその効果、
そして 「どうすればインナーユニットを正しく機能させられるのか?」
をわかりやすく解説します!
インナーユニットとインナーマッスルの違い
① インナーユニットとは?
→ 体の中心(コア)を支え、動きを安定させる4つの筋肉の総称。
横隔膜(おうかくまく) … 呼吸をコントロールする筋肉
腹横筋(ふくおうきん) … お腹をコルセットのように包む筋肉
多裂筋(たれつきん) … 背骨を支え、安定させる筋肉
骨盤底筋群(こつばんていきんぐん) … 骨盤の底を支える筋肉
この4つが 「呼吸とともに連動して収縮・弛緩する」 のがポイント!
ただ刺激を与えるだけではなく、正しく呼吸しながらコントロールすること が重要なんです。
② インナーマッスルとは?
→ 体の深層部にある筋肉全体のこと。
インナーユニットも含まれますが、
それ以外にも 腸腰筋(ちょうようきん)や肩甲骨周りの深層筋 などが含まれます。
つまり、インナーユニットはインナーマッスルの一部。
ピラティスでは
「インナーユニットを呼吸とともに適切に機能させること」
を大切にしています。
インナーユニットが適切に働くとどうなる?
1. お腹が引き締まる!
「腹筋を頑張っているのにお腹がへこまない…」
それ、インナーユニットが適切に働いていないからかも!
腹横筋がしっかり収縮すると、お腹全体を内側からキュッと支える力が生まれます。
表面の腹筋運動をするよりも
「呼吸とともにインナーユニットを働かせる」
ことが、お腹を引き締めるポイント。
2. 腰への負担が減る
腰に負担がかかる大きな原因の一つは、背骨を支える力が弱いこと。
インナーユニットが適切に機能すると、
背骨の安定性が高まり、余計な負担が減ります。
実際に、私のレッスンでも
「ピラティスを続けているうちに腰の違和感がなくなった!」
という声はすごく多いです。
3. 姿勢が整い、動きがスムーズになる
猫背や反り腰が気になる人にも、インナーユニットは重要なポイント。
ここが適切に働くと、骨盤が安定し、自然と背筋がスッと伸びます。
ピラティスを継続すると、
「歩き方がきれいになった!」
「立ち姿が変わった!」
という変化を感じる人が多いのは、この影響ですね。
4. 内臓の位置が整い、ぽっこりお腹が改善
「食べてないのにお腹が出る…」という場合、
骨盤底筋や腹横筋の機能が低下し、内臓が下がっている可能性 があります。
インナーユニットが適切に収縮・弛緩できると、
内臓の位置が正しく戻り、お腹周りがスッキリしてきます。
インナーユニットを適切に働かせるために
「呼吸と連動させる」ことが最も大切!
ピラティスの基本である
「胸式呼吸」
を意識することが、インナーユニットを機能させる第一歩。
胸式呼吸では、息を吸ったり吐いたりすることで、
インナーユニット(横隔膜・腹横筋・骨盤底筋群・多裂筋)が連動して働くよ。
🫁 息を吸うとき(Inhale)
✅ 横隔膜 → 下がる(肺に空気を入れるために広がる)
✅ 肋骨 → 横に広がる(肋間筋が働く)
✅ 腹横筋・骨盤底筋群 → 弛緩する(広がるイメージ)
💡 イメージ:「風船に空気を入れる感じ」
👉 体幹を固めるのではなく、空気がパンパンに入って安定する感覚
💨 息を吐くとき(Exhale)
✅ 横隔膜 → 上がる(肺の空気を押し出す)
✅ 肋骨 → 元の位置に戻る(閉じる)
✅ 腹横筋・骨盤底筋群 → 収縮する(引き締まる)
🔹 お腹は軽くへこみ、体幹が安定する!
💡 イメージ:「コルセットを程よく締める感じ」
👉 インナーユニットが働いて、体幹が強くなるタイミング。
呼吸が浅くなったり、お腹がリラックスしすぎたりすると、
インナーユニットが十分に働かず、姿勢が崩れやすくなります。
逆に、お腹を締めすぎたり力を入れすぎると、
身体が固まり、
しなやかに動けません。
まとめ
✅ インナーユニットは、コアを支える4つの筋肉のこと!
✅ インナーマッスルは体の深層部の筋肉全体を指す!
✅ ピラティスでは「インナーユニットを呼吸とともに機能させること」が最も重要!
✅ 呼吸に合わせて適切に収縮・弛緩することで、体幹の安定性が高まる!
✅ 正しく働けば、お腹が引き締まり、姿勢が整い、腰への負担も減る!
ピラティスを行うときは、ただ動くだけではなく、呼吸に合わせてインナーユニットを適切に働かせる ことが大切です。
「なんとなく運動する」から「意識的にコントロールする」へ。
この意識を持つだけで、ピラティスの効果がグッと変わります!
Tomomi Pilates Studio
毎月26が次の月のご予約開始日となります。
26日を過ぎても24時間365日いつでもご予約いただけます。
ぜひご利用くださいね。
電話番号: 048-972-6802
所在地 :埼玉県越谷市南越谷4-11-2 ウェストスクエア5C
営業時間:9:45〜19:30